集英社文庫 吉村英夫 集英社オトコ ワ ツライヨ ノ セカイ カンゼンバン ヨシムラ,ヒデオ 発行年月:2005年12月 ページ数:415p サイズ:文庫 ISBN:9784087478983 吉村英夫(ヨシムラヒデオ) ’40年生。
三重県の高校教師の傍ら映画評論に取り組む。
教職を辞した後、映画と教育のライター、三重大学、愛知淑徳大学講師を務める。
日本の映画の伝統を探る仕事がライフワーク(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 『男はつらいよ』ー“誕生”一九六九年/『続・男はつらいよ』ー愚兄賢妹物語/『男はつらいよ・フーテンの寅』ー「可愛くても妹じゃ、しょうがねえや」/『新・男はつらいよ』ーシリーズ化の予感のなかで/『男はつらいよ・望郷篇』ー額に汗して働く/『男はつらいよ・純情篇』ースクリーンと観客の共鳴/『男はつらいよ・奮闘篇』ーあこがれのない献身/『男はつらいよ・寅次郎恋歌』ー放浪と定着/『男はつらいよ・柴又慕情』ーコメディーとリアリズム/『男はつらいよ・寅次郎夢枕』ー創造集団「山田組」〔ほか〕 各地を渡り歩き、次から次へと失恋を繰り返す渥美清演じる寅さん。
1969年の『男はつらいよ』から95年の『寅次郎紅の花』まで、48作が制作された。
しかし96年の渥美の死とともに、幻の49作目の企画を残したまま、シリーズは幕を下ろす。
軽妙なせりふ、厚い下町人情だけではない、この映画の本質を、シナリオ、撮影現場のエピソード、山田洋次監督のインタビューなどを通して描き出す、完全ガイド。
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